参入障壁とライバル拡大。

 ビジネスを成功させることに於いて、シェアの拡大やブランド化、顧客化/囲い込みなどいろいろな事があります。
 それぞれ重要なことですが、「ビジネスを拡大させる」上で必要不可欠なのは、ライバルの参入でしょう。これによって、競争が起き、サービスや製品の向上などの取組が活性化されます。

 当然ながら、単にライバルが増えるだけでは消耗戦になってしまいますし、闇雲にライバルが増えると市場の拡大だけではなくビジネスドメインに不安定要素を含まれ、ドメイン自体の信用問題に発展する可能性もあります。
 ライバルが参入することでその防衛策を採っていなければ、危険ではないかと厳しく指摘する人もいますが、これはこれで有りの考え方ですし、特に講じないのも戦略として有りだと思います。周到に準備するのも結構なことですし、それにより事業の安定性を高めることは重要だと思います。
 ビジネスをする以上はゴーイング・コンサーン・・・つまり事業継続性を考える必要があります。「事業を継続する」ということは経営者の義務であり、どの事業を継続させるかを選択するのは経営者の権利だと思います。
 事業を継続するための一番重要なファクターは「現金」です。1兆円借金があっても、決済資金が続けば倒産はありません。現金は重要なのです。これを生み出す活動が、一般に言う営業活動です。
 世間一般に知られているビジネスであれば、競合他者分析や優位性の検証など有利に進める上での方策を煮詰める必要があります。逆に、マイナーなドメインであれば、一般に周知させ、顧客候補を見つけ出し、教育するプロセスが余計に発生します。ここで、ライバルの参入があることで、このコストを下げ、市場の拡大を図ることが期待できるわけです。
 周知が簡単で、一定条件の下で利益が得やすい場合は、それ相応の参入障壁を組み入れ、ライバルの参入を進めても追随をさせない仕組みを組み入れることが肝要と思います。
 一見矛盾している「参入障壁」と「ライバル拡大」は、自社ビジネスを拡大する上で重要な戦略となり、マーケットの拡大を通じて、社会に資する事業を行う基礎となる要素なのです。
 当然ながら、市場が拡大することで、競争の激化と利益率の低下なども懸念されます。ここで考えられるのが、MBOやM&Aです。その事業を売却し、資金を手に入れ新しいビジネスを創造する方法があります。また、M&Aに於いて他社を買収する拡大路線も考えられます。そして、他社(とりわけ大企業)に買収させて、大資本をバックに事業を展開するという可能性もあります。
 どのようなビジネスを行い、経営をしていくかは経営者がよく考え、そして、株主を初めとしたステークホルダに対し利害調整をし、将来を見据えた経営戦略が出来る時代になっています。
(by PLANET ALLIANCE)

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