2008-07-21 指宿市知林ヶ島

(その他の写真はマイアルバムに保存されています)
[撮影場所]
知林ヶ島・田良岬/指宿市(地図
[使用機材]
PENTAX K100D / SIGMA AF18-200mmF3.5-6.3DC
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[参考リンク]
知林ヶ島ホームページ~あなたも島に歩いて渡ってみませんか~
いぶすき☆観光☆ネット ~ 指宿市観光協会 ~ – 指宿観光ガイド-知林ヶ島
[感想]


■KARMAからの渡島に関してのお願い
・天気や干満、渡島スケジュールはあらかじめ確認しておきましょう
・時間にゆとりを持って行きましょう
・ちりんガイドさんのお話を聞いてから渡ってください
・歩きやすい格好で渡りましょう
・島にはトイレがありませんので準備してから渡りましょう
・片道20分程度かかります。真夏の炎天下は厳しいので準備しましょう
・取り残されたら救助を頼みましょう。砂州が無くなって泳いで渡ったら死ぬこともあります。

 去年は知林ヶ島の存在を知ったときには、台風のせいで砂州が流されわたれず悔しい思いをしたので、今年は台風が来る前にわたろうと決心していました。
 全然前情報がなかったのですが、3年前(2005年)くらいから「ちりんガイド」という案内人がいます。はっきり言って胡散臭く見えるので、告知しておいて欲しいのですが・・・。指宿市の委託でシルバー人材センターの人がやっています。ここで、安全な渡島の方法やらの説明を受けてわたることになります。無視すると追ってきますので、ちゃんと説明を聞きましょう(汗)。真夏の炎天下の中で、渡島者の安全を支える方々ですが、国立公園のため、日よけなどを置くことが出来ず、こっそりとビーチパラソルを用意して案内されています。こういった所こそ、行政がちゃんとすべきだと思うのですが・・・。投げっぱなし行政でこまりますね。
 環境省の平成20年事業で遊歩道構築計画があるそうです。「他にやることあるだろう?」と思うのですが。
 で、ちりんガイドさんのお仕事はこういった安全の渡島の案内以外に、渡島者のカウント、渡島証明書の販売などもされています。ガイドが始まった背景には同じく三年前に高校生が流されるという事故、大学生が流されて死亡した事故が相次いだことに起因しています。
 現在は知林ヶ島は、指宿市の所有となり、国立公園指定(霧島屋久国立公園第2種特別地域)を受けています。場所は錦江湾の入り口、田良岬の800m先にある周囲約3km、面積約60ヘクタール、最高点約90mの小さな無人島です。山頂には灯台、田良岬から見て左側に船着き場があります。砂州が現れるとおよそ800mの道となり、片道20分程度でわたれるようになります。砂州の出現条件としては、潮位が70cm以下になると出るそうです。ホームページで案内しているのは「日中干潮時刻」で、理論上夜間も砂州が出るのですが、いろいろ危険なので、渡らないようにしましょう。
 例年、渡島者が多いのはゴールデンウイークの時期です。この頃なら裸足で歩けますし。また、今年のゴールデンウイーク(5/4)は、1000人以上が渡島したそうです。通常休日で250人程度といいますから、人だらけということですね(汗)。
# 救助がタダという話はありませんよ。
 名前の由来意は指宿市のホームページが詳しく次のような記載があります。

 知林ヶ島の読み方については「ちりんがしま」と読む人もいれば「ちりんがじま」と読む人もいます。どちらも正しいと、市では考えています。
 なぜ「ちりんがしま」又は「ちりんがじま」と呼ばれるのかについては、指宿市の歴史や文化等を記した図書である「指宿市誌(いぶすきしし)」に記述されています。
 これによると、「昔は、立派なマツの木が島にたくさん生えていました。そして、船に乗って旅をしたり漁業をしたりする人々は、マツの木が風でこすれ合う音をたよりに,この島の付近を通ったので,知林ヶ島の名が伝えられている」と書いてあります。
 そしてマツの木のこすれあう音が、「チリン、チリン」という音がしたので、「チリンと音が鳴る島」→「チリンの島」→「チリンガシマ」、そしてその読みに従って「知林ヶ島」という漢字が充てられたと伝えられています。
by なぜにゃに?知林ヶ島Q&A

 さて、砂州が出来ているときはあまり解りませんが、この付近の潮の流れはかなり速いらしく、うかうかしている流されたりするそうです(過去に死人が出ています)。あと、時期によって早くに砂州が出来、遅くに消えます。夏の大潮の時はおおよそ6時間くらい見えています。砂州が全部消えるのに時間がかかりますが、波がかぶり始めると危険です。大型船が通って波がかぶるとあっという間に消えたりするので注意しましょう。
 ということで、ようやく今回行ってきた内容について触れることが出来ます(笑)。
 昼過ぎに到着し、往復30分程度で渡ってきました。ガイドさんによると蛇行して砂州が出来ていたため840m程度との話でした。足場が砂のため歩きにくかったですが、急いで渡れないこともありません。また、ゴミもあるので裸足で渡るのはちょっと覚悟が必要かなと思います。
 KARMAはマイ水筒持参でしたが、休暇村以外、近辺には水場とトイレがありません。特に夏場は飲料水の確保が問題になりますから、水筒くらい持っていった方が良いでしょう。1時間近く飲み水がないのも不安です。
 あと、時期的に炎天下で照り返しも熱かったので、日焼けが気になる方は長袖長ズボンを。
 夏場は特にですが・・・砂州が消えるのを見ようとするととんでもなく時間がかかります(汗)。待てど暮らせど消えません(汗)。特に大潮の時はなかなか消えないorz。夜になっても良いという覚悟が必要そうです。
 そして、恋愛成就の島とか縁結びの島とか、観光地だったり、宿泊施設が近くにあるため、家族連れとかカップルが多いのは仕様です。
 ちょうど連休の最終日だったのですが、その前にご老体の団体旅行が来たらしく、渡島証明書が売り切れという状況に遭遇しました。なんかね、ご老体の方々は買っていくそうです。飛ぶように売れるらしい・・・。価格は100円です。ワンコインw。
 とある筋から聞いたのですが、島流しに使われたことがあるそうです。ここで暮らすのは覚悟が必要そうですが、歩いて本土に渡れるので、微妙。

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